第一作品のプロット「Lipstick」

ここでポイントとなるのは、現代の世論を風刺しながら、ヤクザVSヤクザではなく裏社会VS悪徳金融でもない。今どきの微笑ましい少女が、ゲーム感覚で爽やかにお色気とアクションで、知ってか?知らずか?の内に解決してしまうと言うのが、作品のテーマです。

Lipstick

第一話
 ひかりアスレチッククラブ

それぞれにトレーニングに励んでいる5人の女の子のサービスカット
ウエイトリフティングの茜フットリフティングの弥生 休憩室で読書中の慎子 ストレッチ中の淳子 アームリフティングの咲季  

ナレーションを聞かせて、イメージの映像が「モノクロローム」で次々と映し出される。

弥生のナレーション

福井県沿岸で中国福建省から不正上陸した中国人138名が逮捕された。その後の同県警の調べで、彼らの背後には出稼ぎ目的の外国人を日本に運ぶ大掛かりなブローカー組織が存在していることが確認され「国際人日本語学園」学園長が逮捕。
事件は事なきを終えたように終止しているが、本当の組織の黒幕は全駅現役法務大臣の「田崎金太郎」である。

指令書「MISSON」

ひかりアスレチッククラブ内 社長室

リップスティック幹部の00は赤い唇から煙草の煙を吐きながら弥生にファイルをそっと差し出す弥生はファイルを受け取る

弥生「最近、Mission多いですね・・・・・」

00 「そうね、どうしようもないバカな大人が多いってことね」(赤いマニキュアの指で煙草を灰皿に押し消す00)

弥生「・・・・・」

00 「まぁ、貴方たちは若いんだから頑張ってちょうだい」

弥生「はい、了解しました」

ひかりアスレチッククラブ

汗を拭きながらひと息ついている4人

淳子「ねぇーこの後予定無い人いなーい? だれか付き合ってよぉー」

茜  「なに?なに?行ってもいいんだけど・・・・・明日、試合だからなぁー」(茜は空手のポーズをビシッと決める)

淳子「淳子ねっ! 見たい映画あるんだよ」

慎子「ゼミが始まる時間までだったらいいよ」

咲子「慎さんやめといた方がいいよ、淳子の行きたいのって『怒りのアロマノカリス』とかって、へんな古代生物のなんとかって、超キモチワリーイのなんだから」

淳子「あーーーっ咲季はうるさぁーい」

咲季「あんなのB級ホラー以下だよ」

淳子「ロマンティクじゃんか! あたしの感性にはぴったりなの」

咲季「どんな感性してんだか?」(じゃれあう淳子と咲季とそこへ弥生が入る)

茜  「あっ、弥生さーん」

弥生「みんな、トレーニング終わった?」

慎子「うん! だいたいね」

弥生「じゃっ、着替えて会議室に集合、仕事よ」 (全員「えっ?!」)

咲季「おねーちゃん!マジ? これから淳子と映画行く予定だったんだよ!」

全員それぞれの表情、呆れる、笑う、喜ぶ、びっくりする等
淳子、慎子、茜「嘘つき!!」とつぎつぎフレームアウト
1人残る咲季「えへ★」

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